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| 古座川町三尾川(みとがわ)の光泉寺(こうせんじ)に、町の文化財に指定されている大きな銀杏(いちょう)の木があります。 訪れた日は、天気が良くて暖かく、地元の人が外で日なたぼっこをしながらお昼寝している姿など見かけられ、この大銀杏が見守る静かな集落でした。 この銀杏は「子授けイチョウ」とも言われ子供に恵まれない人たちが訪れる場所でもあります。 中辺路町の宝泉寺の銀杏の木も有名ですが、古座川町の光泉寺の銀杏は隠れた名所です。 色づき始めたこの銀杏の木、これからさらに黄金色に染まり、落ち葉は、木のまわりを黄金のじゅうたんにしてくれることでしょう。 |
子授け銀杏(イチョウ)の伝説 江戸時代の終わりごろ、江住村(西牟婁郡江住)に日下俊斉というお医者さんがいました。ある日ねむっている俊斉のまくらもとに、かみをふりみだし顔の色をまっ青にしたむすめが、なみだを流しながら両手をついて、「先生、どうか私を助けてください。こんなすがたをしていますが、私は三尾川村(東牟婁郡三尾川)にある光泉寺のイチョウの木の精です。わたしは今、畑づくりのじゃまになるからと、きりたおされようとしています。わたしの命をすくってくださるのは、村人から尊敬されている先生のほかありません。どうか、わたしをおすくいください。」 そういいおわると、消えてしまいました。三尾川村といえば、俊斉のふるさと。江住村からは峠をいくつかこえた山おくの村です。俊斉は気がかりになり、ふるさと三尾川村の光泉寺をさっそくたずねてみることにしました。 峠の道はもう夜でしたが、心せかれるままに、けわしい山道を急ぎ、やっと三尾川村に着くと、すぐ光泉寺をたずねました。本堂にはおおぜいの村人たちが集まり、大イチョウの根がはびこって近くの畑では農作物が作れなくなったから、木をきってしまおうと相談の最中でした。そこへ俊斉が入っていき、ゆめにあらわれたふしぎなむすめの話をし「あの古いイチョウの木には木の精がこもっており、きっとこれからは村人たちの役にたってくれるだろう。」といいました。 日ごろから、命の恩人であり、村のためにはずいぶんつくしてくれた俊斉のいうことです。しぶっていた村人たちも、しまいには、みんな納得してくれ、イチョウの木はすくわれました。 その後ふしぎなことに、その近くの畑は土がこえ、たくさんの作物がとれるようになったそうです。また、あまり根を広げなくなったイチョウの木は、太い枝から乳房のようなこぶをたらしたことから子供ができない人は、このイチョウにおねがいすれば授けてくれると噂し、だれかれともなく子授けイチョウとよぶようになったということです。 このイチョウの木は、町の文化財に指定されており今も古座川上流の静かな山里、三尾川光泉寺の庭に立っています。 (古座川町総合観光パンフレットより抜粋) |

光泉寺まで JR古座駅から車で約40分( 一枚岩を経由)

| 一枚岩(国指定天然記念物) 高さ100m、幅500mの一枚の大きな巨石で辺り風物を圧して川淵からそそり立っています。四季折々の花が咲き乱れ変化のある景観を楽しませてくれています。この時期は、紅葉が美しくカメラマンなどのターゲットになっています。 また一枚岩の対岸にある一枚岩観光物産センターは、自然景観を生かした休憩所になっていて、当センターから眺める一枚岩も雄大です。 一枚岩観光物産センター 古座川町相瀬290-2 電話0735-78-0244 |