| 熊野あちこちレポート>熊野だよりバックナンバー |
| 情報内容は取材当時のものなので、変わっている場合があります。ご注意下さい。 |
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| 小学生の頃、遠足でよく来た孔島・鈴島と聞いて懐かしく思いクリーン作戦に参加した。 |
| 8月某日。午前6時50分に集合場所である三輪崎漁協前に到着。 麦藁帽子をかぶり、タオルを首に巻いた人が既に大勢集まっていた。 休日、こんなに早起きをすることもないので微かな風に漂う潮の香りと、眩しい陽を心地よく思った。 |
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| 「国立公園クリーン作戦」の幕が掲げられ、開会。 軍手とゴミ袋2枚をもらい漁協前から島に向かってスタートだ。 |
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![]() 鈴島から孔島へと 長い防波堤がつづく |
![]() いろんなもん落ちたあるねぇ。 |
| 泥地の中から同色のカニがいっぱい出てきた。 ここを下りるのはやめとこう。 1時間ほどのゴミ拾いを終え一息ついた後、辺り一面に咲く白い花が新宮市花である「はまゆう」と聞いてカメラに収めることにした。 写真を撮っていると、熊手のようなものを持ったおじさんが汗を拭き拭き「この花も珍しいで」と教えてくれた。 それは、「はまぼう」という黄色く可憐な花だった。 両方とも写真や資料では見たことがあった和歌山県レッドデータブックに取り上げられる絶滅危惧植物だ。 はまぼうは一花の寿命が短い南国の花、暑さよりも涼しさを感じさせてくれる。 おじさんは毎週日曜日の朝、5時半からこの島の掃除をしているという。 朝の孔島の森の話は、子供の頃に聞いたおとぎ話のような不思議であたたかい話だった。 ・・・・森の向こう側に咲く薄紫色のはまゆう、アカテガニの朝の生活、小さなきんかんの木、ノアサガオ、触れると痛いとげとげの葉(この日素足にサンダルで参加した都会育ちの友人は、何度も足をさされてイタイ、イタイ・・・・) |
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![]() ノアサガオ |
![]() ハマユウ(浜木綿) |
![]() ハマボウ |
![]() 蜘蛛の巣をかきわけて森に入る ―森の中に群生するハマユウー |
![]() 鈴島 吉野熊野国立公園に指定されている |
| 孔島・鈴島に生息する動植物あらゆるものが珍しく、貴重な存在なのだと初めて感じた。 そして島を本当に愛する人々がこうしていつまでも自然を美しく保全するために努力していることに感動した。 沿岸には毎朝、潮の流れに乗って空き缶やゴミなどが打ち上げられるという。 この島に入って感じたことは、多くの人々の美しい心が自然という鏡に映って輝いているということ。 この思いをもっともっと多くの人に知ってほしい。 |
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![]() 鈴島に向かって花壇から顔を出す「ハマユウ」 |
![]() 鈴島から孔島へ続く道 |
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![]() 柿本人麻呂の歌碑 み熊野の浦の浜木綿百重なす 心は念へど直に逢わぬかも |
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| 遊歩道を探検 | こんなに沢山ゴミが集まりました! おつかれさまでした。^^; |
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ハマボウとは・・・・・和名 ハマボウ 学名 Hibiscus hamabo Sieb.et Zucc 分布 関東以西の河口付近に局地的に分布 科名 アオイ科 ハマボウは熱帯地方を代表する花として有名なハイビスカスと同じ仲間である。HibiscusのHiを「ハイ」と読むか「ヒ」と読むかの違いだけである。この仲間には家庭の庭先で普通に見られるフヨウやムクゲ、夏の野菜として有名なオクラなどがある。 しかし、これらは、すべて外国産であるが、ハマボウは純国産であり、まさに「日本のハイビスカス」なのである。毎年7月上旬から8月上旬まで、上品な淡い黄色い花を一日だけ咲かせ、秋に紅葉、冬に落葉、春には新芽と四季折々の姿で、私たちの目を楽しませてくれる。 紀伊半島の河口付近で普通にみられたハマボウが、最近では河川改修などで減少しつつあり、私たちはこの「南国の太陽」ともいえるハマボウの保護と復活に努めている。 |
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