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南紀熊野だより・東 第28号 (2002年9月20日)


ほんまもん・マグロ市場体験

勝浦港の早朝、「マグロ市場体験」をしました。
ここ那智勝浦町の漁業基地では、延縄漁業による生マグロの水揚げ高が日本一なんです!
午前5時 ☆☆””

朝の静寂の中、薄暗い市場にマグロが整列しはじめています。
まだまだ外は暗い。東の空がほんのりと明るくなり始めた頃。
魚市場の人から簡単な挨拶。さあ、いよいよ市場体験が始まります。どんなことをさせてもらえるのかな。
この日入港してマグロをおろす船の予定表が黒板にかかれています。今日の入港は六隻、いつもより多かったそうです。台風の影響を避けて早めに戻ってきたのです。
世界地図で、どのあたりまで漁に出かけるか説明をしてくれました。グアム島より遠いところまで行く船もあるそうです。10日ほどかけて赤道直下まで行き、操業(延縄漁法)を10日ほど行う。そして10日かけて帰ってくる。漁に出ると一ヶ月は帰ってこないそうです。マグロの群れを見つけるのに、漁船同士の連携の他、海鳥が海面付近の小魚を狙って飛んでいる海下にはマグロがいるそうです。
これが延縄漁業で使われる針(意外と小さい!)一つの船で約60〜100キロメートルの縄を出し約1200個の針をつけます。餌はいわしなど。
→マグロ延縄漁法Q&A(那智勝浦町のHP)

ちょっと見てください!おなかに丸い穴が二つあいています。これはなんでしょう?おそらくイカにつつかれたんだろうということです。マグロが針に掛かった後、弱ってきたところへ食付かれたんでしょうね。
大きなマグロが、大きな口を開けてこっちを向いています。キハダマグロ、メバチマグロ(本日の最大75kg)、ビンチョウマグロ、カジキマグロ(同じく最大119kg)よーく見ると、色や形、大きさが違うのが分かりました。
ただいま計量中・・・・マグロに針を引っ掛けるのが、ちょっとコツがいって難しかったです。重い、重い、
カジキマグロ。口元にある長細いくちばしとしっぽは、既に切り落とされていました。尖っているので刺さったら痛そう・・・。

30キログラム以上のマグロは、しっぽを切り落としてマグロの目利きをします。
30キログラムに満たないマグロはしっぽの所の身をそいで目利きをします。これらは、勝浦方式です。
入札用の札(勝浦はセリではなく入札による方式をとっています)この札にキロいくらで買うかを書いて入札箱に入れます。
これは鮫。頭を切り落とされていても、さすがに迫力があって怖かったです。表面はぷりぷりしていて、ヒレは既に切り落とされていました。(フカヒレになるんですね)身は、ひものやかまぼこになるそうです。

指をさしているところ、霜降りのようになっています。身が赤いのでそこそこいいまぐろとのこと。(身のやけたマグロは、シーチキンや魚肉ソーセージ飼料などになります。)
まぐろの整理中。
この船が今回一番遠く迄行って、朝一番に入港した船です。赤道直下の大洋は、どんなに雄大だったでしょう。長―い旅路、お疲れ様でした。そしてお帰りなさい!
さあ、すっかり日が昇ってきました。本日はどうもありがとうございました。

午前6時55分 マグロ市場体験終了。

おまけ
「きれいな魚やね、金魚みたい、 なんていうん?」これは「まんだい(万鯛)」アカマンボウです。ひれはみごとな朱色で体には銀白色の斑点がありました。マグロの延縄にかかってきたようですね。脂肪分が多くて美味とのこと。一度食してみたいです☆

生まぐろの水揚げ&市場作業
体験場所:勝浦漁業協同組合(紀伊勝浦駅のすぐ側)
時間:1〜2時間
期間:通年(適期 1月〜4月)
定員:5〜10人(最大20人)
装備:長靴、カッパのズボン、軍手

問合せ先
ほんまもん体験倶楽部   電話 073−484−2366

参考リンク
マグロの味覚 (那智勝浦町HP内)
勝浦漁港について (那智勝浦町HP内)
ほんまもん体験 (和歌山県)

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