熊野あちこちレポート>熊野おいしいもんレポート>かあちゃんの店

かあちゃんの店
道の駅内の「杉っ子」と「かあちゃんの店」
熊野川町は、清流熊野川と雄大な山々に囲まれた自然がいっぱいの町です。
古来から熊野詣では熊野那智大社から大雲取を越えて小雲取越へと続く旅の中継点として、また熊野本宮大社からは熊野速玉大社に向かう熊野川を利用したルートで多くの人々が通ってきた町です。
近年人気が高まっている「熊野古道ウォーク」の拠点としても注目を集めているところです。
店内の様子
9人の女性メンバーが交替でお店に出ています。
本宮町〜新宮市を結ぶ熊野川沿いの国道168号のやや新宮寄りに休憩に便利な「道の駅」が整備されていて、そこに「杉っ子」と「かあちゃんの店」があります。

「かあちゃんの店」は、地元の女性たちが運営しているお店で、地域のお年寄りや自主グループなどが自分で栽培した農産物や、加工・製造した手作り地元産品などを販売しています。
店内で地域の郷土食を食べることができるということで、取材してきました。

←「かあちゃんの店」の店内


茶がゆ定食(650円)

吉野熊野の郷土食「茶がゆ」は、今でも食卓に登場することが多く、子供からお年寄りまで人気抜群の家庭料理です。番茶(ほうじ茶)でお粥を炊いただけのシンプルなものですが、とてもサッパリとしていながら風味が良く、色々なおかずとも相性が良く、また何もおかずが無くても美味しい食事です。

熊野川町産の九重茶を使って地元産コシヒカリ米100%で炊いた茶がゆに、めはり寿司2個と地元野菜の炊き合わせ、地元で手作りのお漬物が付いています。

茶がゆ定食
茶がゆは、程良い炊き加減でサラッとしながらも米粒の食感がモチモチッとして最高の状態でした。簡単そうで難しい微妙な味が出せているのは、さすがです。手作りの九重茶は苦みが無く風味抜群です。漬物、煮物も化学調味料無しの100%無添加で、本当にほんまもんのかあちゃんの味でした!
ごちそうさま!

めはり寿司は、一般的に塩漬高菜を使うことが多いのですが、この店では収穫期の12月〜4月頃は緑鮮やかな塩漬高菜を使用し、夏場を中心にそれ以外の季節は味噌漬の高菜を使用することが最大の特徴です。熊野川町特産品の味噌製造元で漬けているというこの味噌漬高菜はとても風味が深く少し酸味が効いており、他とは違った美味しさで人気を集めています。

めはり寿司
味噌漬高菜のめはり寿司は、3個入350円です。
小ぶりのめはりで中は白ごはんと刻んだ茎だけ。

なにも味付けしてませんが、味噌の風味が効いておいしいです。
めはり寿司

かあちゃんの店の、もう一つの人気商品「忠度もち」も見逃せません。(要チェックです。)

ここ熊野川町音川で生まれたと伝わる平忠度は、平清盛の弟に当たり、母は熊野別当湛快の娘で「浜の女房」といわれています。十八歳まで熊野で過ごし、熊野参詣に来た兄清盛に伴われて京都に上り、正三位下薩摩守となりました。文武両道に優れ、和歌では「千載集」「新勅撰集」「玉葉集」などに十一首選ばれています。源平合戦でも活躍しましたが、一ノ谷で破れ堂々たる最期を遂げました。
忠度にちなんで命名されたこの「忠度もち」、タダモノではありませんよ!

おみやげ用の忠度もち
忠度もち(5個入500円)
安心の手作り完全無添加で、おやつに最適なとても懐かしい味の粒あん入りのヨモギ餅です。

近隣でも評判が良くて早い時間でも売り切れとなることが多いそうです。

※ 生ものなのでその日の内にお召し上がり下さい。

忠度もち
素朴な忠度もち(1個100円)


※冬季限定※ 熊野名物なれずし!

12月3日から、かあちゃんの店手作りのなれずしが登場しました。
数量に限りがありますが、桶を開けたものから順次販売していくそうです。今年の初物は、よく馴れており、旨味の深い濃厚な味に仕上がっていました。熊野では、まだ冷え込みが緩いので、発酵の進行が少し早いそうです。気温が下がってくるとまた味が微妙に変わってくるようです。
醤油に一味唐辛子を入れて少し付けると食べやすくなりますよ。
クール便での宅配も承っているそうです。詳しくは直接店舗にお問い合せ下さい。
(12/3/2003追加取材)

サンマのなれずし
手作りのサンマなれずし 1本600円

その他のメニュー
  • めはり定食(煮物、味噌汁付)・・・・・・600円
  • めはり寿司(3個)・・・・・・・・・・・・・・・・350円
  • コーヒー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300円
   (金額は消費税込みです。)

かあちゃんの店には、地元の山菜や自慢の農産物、加工品など、かなり質の良いモノが手頃な価格で販売されています。ちょっと休憩がてらに覗いてみるだけでも楽しいですよ。
手作り農産加工品の数々地元無農薬小麦100%のうどんヨモギの入浴剤九重産の新茶
地元農産品の数々お店の外観


種類郷土料理、あん餅、地元農産物・加工品販売
場所  マピオン地図熊野川町田長54−1(道の駅内)  TEL&FAX 0735-44-0445
営業時間10:00〜16:00
(第二水曜日休業)
予約可能
駐車場道の駅と併せ30台ぐらい(無料)
人数カウンターのみで10人まで
お客さんのタイプ全般
平均的な予算600円前後
人気の商品茶がゆ定食、めはり定食
  • 「忠度もち」は、毎日作る量が限られています。品切れになることが多いので、ご要り用の場合は、前日以前にお電話でご予約下されば幸いです。
  • メニューは上記だけですが、冬季には「サンマのなれ寿司」(600円ぐらい)も作っているということです。
  • 農産品や加工品などは、出来る範囲で地方発送も承っているとのことでした。

編集後記(1)へ

編集後記(2)へ

(取材日:6/24/2003)

HOME